パニック障害にかかりやすい人は?
パニック障害には、一般的に男性より女性の方がかかりやすいという特徴があります。
世界各地で行われた疫学調査によると、広場恐怖を伴わないパニック障害では女性は男性の2倍、広場恐怖を伴うパニック障害では女性は男性の3倍かかりやすいという結果が出ています。
また、年齢的には20歳代に発症することがもっとも多く、次に多いのは30代半ば打ということです。
ストレスが直ちにパニック障害に結びつくことは少ないともいわれていますが、ストレスを感じやすい人やストレスへの対応がうまくできない人は、発症しやすいという報告もあるようです。
特に女性にその傾向が強く、ストレスをうまくやり過ごすことができない人は、パニック障害に陥りやすいようです。
ストレスに弱いタイプ
・感受性が強い人
・完全主義の人
・こだわりが強い人
・周囲に気を使いすぎる人
このようなタイプの人はストレスに弱いといわれています。
もし、思い当たる点があれば、自分なりのストレス解消法を見つけるように心がけてください。
男女の別に関係なく、パニック発作は、肉体的に疲れたときにも起こりやすいといわれていますので、注意が必要です。
仕事や運動のやり過ぎで筋肉の緊張や疲労が続くと、血行が悪くなって筋肉が酸欠状態になり、疲労物質である乳酸がたまってきます。
これがパニック発作を誘発することがあると考えられています。
過労は避け、疲れたと思ったら休養をとるように心がけましょう。
ただし、適度な運動は大切です。特に有酸素運動は、乳酸の蓄積を防ぐ効果があるのでおすすめです。
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