子供の視力が低下する原因は生活様式の大きな変化にあります。
アイ・トレーニング 視快研 小牧店のアイ・トレーニング公認インストラクター
田中謹也先生が、今までの指導経験の中から、
どんどん視力が落ちていく子供には、視力が低下する落とし穴があると提言されています。
視力1.0未満の子供が急増していますが、その原因は生活様式の大きな変化だと言われています。
近年、テレビゲームやパソコン、マンガ、携帯メールなどが子供の環境な中にあふれています。
「近くのものを凝視し続ける」
この生活習慣が近視や視力低下の原因になっているのです。
平成26年度の学校保健統計調査で「視力1.0未満」の割合は、
小学生全体の30.16%
中学生53.04%
高校生では62.89%
という結果が出ています。
これから言えることは、近くのものを凝視し続ける生活環境や習慣が近視の直接的な原因であるということです。
よく言われているような、近視は単純に遺伝だけが原因ではないということです。
では、なぜ、近くのものを凝視すると近眼になるのでしょうか?
近視とは、遠くのものにピントが合わせられなくなる目の状態のことです。
眼は近くのものを見るとき、ピントを合わせるために
毛様体筋という目の筋肉を収縮させて水晶体というレンズを分厚くします。
ですから、30分以上集中してゲームを続けたり、テレビやパソコンの画面などを長時間 見続けたりすると、
その毛様体筋という筋肉が収縮して固くなります。
分かりやすく言うと「肩コリ」みたいなものです。
この状態に陥ると、遠くのものを見ても毛様体筋は近くにピントがあったまま動かなくなっているので、遠くの方にピントが合わなくなります。
それが慢性化し、そのコリが増大してくると、視力が徐々に低下していくのです。
子供の視力低下の原因がこんな状況にあるのに、
よく見かけるのは、うちの子は大丈夫だろうという油断です。
自身の目がいいお父さん・お母さんは、
「自分に似て、この子の目もきっと大丈夫だろう・・・」
と子供の目のことに全く無頓着な人が多いようです。
しかし、PCや携帯、ゲームなどが発達した現代は
親たちが子供のころの生活環境とは全く異なっているのです。
特に携帯型ゲーム機は、近視の子供を生み出す最悪の道具と言っても過言ではないのです。
「自分に似て、この子の目もきっと大丈夫だろう・・・」
という油断が、子供の視力低下の大きな落とし穴なのです!
突然子供がが 学校から検眼通知書をもらってきて、ショックを受けるお母さんが
最近増えているのです。
「眼が悪くなり慌ててゲームを禁止した。30分以上やらせないようにしている」
と言う親たちもいますが、視力が一度下がってしまった時点で手遅れなのです。
たとえゲームをやめても、それ以上の視力低下の予防はできたとしても、
視力が回復することはほとんどあり得ないということです。