ピアノは脳に効く楽器の第1位

すべての指を勣かすピアノは、脳が活性化する

ピアノは脳を活性化する

ピアノはよく、脳に効く楽器として紹介されています。

その理由としては、以下のことが挙げられます。

・指を使うと、脳の広い範囲を刺激する
・日常生活で使う機会の少ない小指も使う
・右手も左手も使うので、同時処理能力が高くなる
(右脳と左脳の両方を使用する)
・両手奏の練習は、右脳と左脳の連携がよくなる


あるピアノ教室で実際に行った実験があります。

60箴以上の12名に「ふるさと」をピアノ・ベル・歌の3種類で演奏してもらい、演奏中の脳血流量を測定装置で測ってみたそうです。
その結果、第1位がピアノ、第2位がベル、第3位が歌だったというのです。

脳血流量が多いということは、脳が活性化しているということで、認知症の予防にも効果的です。

左右の手が異なる動きを同時に行う(ダブル課題)ほうが、両手で同じ動き(シングル課題)を行うよりも脳が活性化するということはわかっているので、これは納得の結果といえるのではないでしょうか。

さらに、指を交互に打鍵したときの打鍵スピードを調べたそうです。

お箸や鉛筆を持つときによく使う、親指、人差し指、中指の3本は、当然ながら打鍵も速いという結果になりました。

打鍵が遅かったのは、日常生活で独立して使うことがぼとんどない、薬指と小指です。

では、脳の活性化はどうでしょうか。

もっとも速く動かせたのは、右手(利き手)の「人差し指→中指の交互の打鍵」でした。
しかし、この打鍵では脳の活性化は小さいという結果になりました。

一方で、脳の活性化が大きかっだのは、もっとも動きが悪かった左手(非利き手)の「薬指→小指の交互の打鍵」でした。
よく動く指よりも、動きの悪い指を動かすほうが、脳が活性化していたのです。

つまり、たとえ思うように弾けなかったとしても、ピアノを弾くときに薬指や小指も動かすことは、脳にとても良いということになります。

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